夢の咲く場所 / 「i」になるために

らいらっくです。オタクやってます。

私がいきなりブログとか始めたのにも色々と理由がありまして、まぁいつか文字として残しておきたいなと思っていたものがあり、今が良いタイミングなのかなと思ったからです。

というのも、つい先ほどみたものにこういった記事がありまして

似たような経験をしたことがあるので、ここで文章にしようと思い立ったわけです。

本題に入りますが、私は中学校まではいわゆる「できる人間」でした。たいして勉強もせずにテストでもそこそこの成績を残し、教師からの信頼もあり、運動が苦手なこと以外は欠点がない、と担任や教頭に言われるほどでした。
自分でもそのことは理解しており、このまま特に苦労もせず普通に大人になり、生活していくものだと信じて疑っていませんでした。

進学する際、私は元々プラモデルを作ったりするのが好きだったというテキトーな理由で高専への進学を選びました、まぁプラモだけが理由ではなく「推薦制度を利用することでテストを受けずに行ける」という理由もあった訳ですが。

しかし、これが大きな間違いだったのです。

テスト勉強もまともにやったことがない、授業もテキトーに聞き流す程度、それで中学校まではテストの点数が取れていましたが、高専はそうもいきません。一般的な科目から専門的な科目まで、全てが高レベル高密度。そんな中で私は、勉強をしなかった。いや、「出来なかった」んです。やったことが無かったから。

そんな状態になっても私はゲーセンに行き、ネトゲに耽り、ソシャゲにハマり、生活を改めることはありませんでした。その結果、3年生で留年します。

このタイミングで友人のアイマスPから勧められて出会ったのがアイカツ!だったのですが、まだこの時はそこまで深くハマっておらず、どちらかと言うとアイマスPである方がメインでした。

アイカツ!のアニメを見始め、筐体を始め、プリパラも始め、まぁ女児への道を歩み始めたわけですが、この時はそこまで深くストーリーを見たりするわけでもなく、留年という現実の気晴らし程度にアニメを見る程度のものでした。

留年をしても生活を改める訳でもなく、そのままズルズルと2度目の留年、高専のシステム上3回目以降は認められないため、私は3学年次修了、高校卒業程度の資格を得た上で強制退学となります。

地元では「アイツは高専を強制退学させられた」という話が瞬く間に広まったらしく、親には泣かれ、友人には見放され、ついに私自身も「うつ病一歩手前」という診断を受けました。元々の楽観的でテキトーな性格が幸いして(?)うつ病までは至っていなかったのですが、それでもこれ以上はヤバいという所までは来ていたみたいです。

実家に戻り、就職するために専門学校に通い始めるのですが、そこで私は2度目のアイカツとの出会いを果たします。
実家でBSやCSを見ている際、アイカツ!の再放送をしているチャンネルを見つけ、見直してみるかという軽い気持ちで見始めます。その時地上波では凛ちゃんやまどかちゃんが出始めたあたりですが、再放送は2年目の中盤あたり、スターライト勢とドリアカ勢のストーリーでした。
2話連続放送だったためかなりのスピードで物語は進み、瞬く間に2年目終盤に。そこで私はティアラ学園長やセイラを始めとしたドリアカ勢の言葉、そしてハッピィクレッシェンドの歌詞に衝撃を受けることになります。

「頑張ってる仲間が大好き 夢に向かう自分が大好き」

自分に足りなかったものはこれだったんだ。そう強く実感しました。ただ時間が流れるままに生きて、自分からアクションも起こすことも無く生きてきた今までの20年間はどれだけ無駄なものだったのか。

それから、私は変わりました。就職試験に向けて本気で取り組み、約半年の勉強で無事就職試験を突破、現在の職場に入社します。これが、私が初めて自分の努力で成し遂げたことです。

「なりたいと思えば誰でもアイドルになれる」
これはアイドルに限った話ではありません。なりたいと本気で思い、努力をすれば人間はなんだって出来ます。何にだってなれます。それを教えてくれたのは、他ならぬ「アイカツ!」でした。

そして私は、「アイカツスターズ!」の開始と同時に社会人としての生活を始めました。それからもいろいろあるのですが、それは次の機会に...